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犬が震えるときって?~恐怖編~

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犬が震えている。様々な理由で犬の震えという仕草は見かけられます。

今回は恐怖編で、愛犬がどのような状況にあるのか、実例を挙げて、考えていきたいと思います。

犬が震える!怖がっているときの震えとは?

 

体全体がブルブルと震え、そしてヨダレや鼻水も流していることが多いですよね。

心に余裕が無いために、鼻水やヨダレを飲み込むことも忘れてしまって、流しっぱなしになっているんですよね。

常にずっと震えていたり、断続的に震えたり、怖さを感じているときって、心に余裕がちっともないときなんですね。

人が怖い大型犬

 

あるとき、実に凄まじいほどの震えかたをする大型犬二頭を連れてこられました。超といって良いくらい、多頭飼育をされていらっしゃるかたで、日中は伸び伸びと過ごせるように広い敷地を塀と囲いを設け、自由に過ごすことができる環境でした。

その中である二頭を除いて、他の子らは、みんな怖がりだったんです。

二つの犬種で、それぞれまったく体型も対照的な犬たちを飼われていて、いずれも人が怖くて、飼い主さんの肩に上っていくような子達でした。

みんな大型犬ですので、か細い飼い主さんにとっては、とっても大変なことで、それならばって、1週間預かることにしました。とりあえず、姉妹の二頭を預かりました。

実はあまりの恐怖のために引っ張って、ご家族の方が骨折までされたくらい、見事な震えを見せる子たちだったんですね。

とにかくその場に人がいたら怖いんですね。別に噛みつくことはなく、ただ、怖いだけ。

こういった子って、すぐに人大好きな子にできるんですね。ですから、仕事がお休みの一週間後、迎えに来ていただくことを条件でお預かりしたんですね。そのときの震え方は、心臓が止まるんじゃないか?と思えるほど、ブルブルブル・・・震える子たちだったんです。

人が怖い理由

 

どうして人を怖がるのかというと、人の事をしっかりと理解していないから、得体の知れぬ動物としてしか思っていなかったんですね。

飼い主さんもどうして良いか解らない。

だから当然のように愛犬たちもどうして良いか解らないんです。

ですから、預かった後、私の犬たちをその子達がいる部屋に入れ込み、身動きが取れない状況を作ったんですね。

すると、その子たちは、私に救いの手を求めて来たんです。それは表情を見たら解るんですが、どうしたらいいの?ってじっと私を見つめてくるんですね。そこで、その子二人に近寄って、ただ、抱きしめていた。それだけなんですね。最初は震えが止まらなかったけど、徐々に落ち着きを取り戻し、鼻水を舐めるまで余裕がでてくると、目の前のたくさんいる私の子らを見つめていました。同じ犬同士ですから、そこは怖がらない。ただ、一度のたくさんの犬たちが入って来て、どうしてよいか解らない状況だったんですね。

そこで、手を差し伸べ、体をくっつけ合って抱いていたんです。それ以降も、私を直視しているときは必ず側に行って、抱きしめていた。ただそれだけだったんですが、

「人はこうやって不安を感じたり怖さを感じたとき、身を寄せて心を守ってくれる」

ということを、徹底して理解させていったんですね。すると、2日目には、落ち着いて我が家で過ごすようになって、私の子達と一緒に屋外で日中を過ごすまで、私から離れていくようになりました。

不安を感じたら、すぐに私の所にやってきて、肩に上って来ようとする。そのたびに、座らせて体全体を抱きしめて落ち着かせていたんですね。

怖さの克服

 

「人の存在って、実は自分たちを守ってくれるんだ」

これさえ理解させることができたら、後は何もやりません。もちろん、散歩にも連れて行きません。ただ、側にいてあげるだけ。

散歩で首輪が抜けてしまい、車の中に飛び込んでいき、出そうとしても暴れるところしか見ませんでしたし、まだまだもっと人を頼ることを学ばせようと、視線で訴えてきたら、すぐに側に行って落ち着かせる付き合いをしていたんですね。

我が家の犬たちは、みんな一緒に私と寝ます。ですから、その子達二人も当然私と寝ます。

最初はその子達二人っきりで寝ていたのですが、私がその間に割って入り、二人が私に身を寄せて寝るように、一緒に寝ていたんですね。

すると、もう数日も経たず、自分から私の所にやってきて、何かを伝えてくるようになったんですね。

その度にトイレに連れていったり水を飲みに連れて行ったりと、自分が伝えたい事が人には伝わるんだ。ということを理解していくように常に求められたらそれに応える生活を送り、徐々に私の家族に対しても、側に寄っていき、触ってって体を寄せていくようになったんです。もうすでに震えはありません。人に伝わらなかった不安からくる恐怖を克服したんですね。

飼い主と散歩に出かけると

 

1週間後、飼い主さんが迎えに来ました。当然暴れるように喜んでいます。

そこで、まず落ち着かせるために、倒れないように座り込んで貰い二人を同時に抱きしめてもらいました。するとすぐに落ち着いて幸せそうな笑顔で寝てしまいました。

そこで、飼い主さんと一緒に散歩に出かけようと、車に乗せてたくさんの人と犬が散歩している公園へ出かけていきました。

小型犬が多い公園で、大型犬を散歩させると、必ず声をかけてこられるんですね、物珍しそうに近寄って来られたりする、この二人にとっては、最悪の恐怖の場でしかありません。

でも、克服したことを飼い主さんみずから実感されないと、どうやってこの子達と付き合って良いか解らない・・と、不安や恐怖を感じる場所に、飼い主さん自身が連れて行くことができないですよね。だから、そんな最高に恐怖を感じることが出来る場所にあえて飼い主さんもろとも連れだしたんですね。

あんなに怖がっていた愛犬たちが、すぐに人を怖がらないようになるの?

という不安を持っていらっしゃいましたからね。その不安を取り除かなければいけません。

そして到着。二人にリードを付けて、最初は私が連れて歩く。そしてそのまま飼い主さんにバトンタッチしました。

リードを付けられると暴れ狂う二人が、いとも簡単に車からでてくる様子を見て驚かれ、ゆったりとスピードを合わせて一緒に歩く二人を見て、さらに驚かれていました。

あれほど暴れ狂ってご家族のかたがその場で腕の骨を折られて・・・反対方向に腕が曲がっていて、さすがに私も驚きました。

しかし、その二人はすでに過去に二人とはまったく違います。もちろん震えることも一切ありません。

ただ、心が落ち着いた散歩ができるようになって、それだけで飼い主さんは嬉しそうでした。

そうやって散歩をさせて、休憩していたところ、案の定人だかりができはじめ、触りたいようでしたので、触っても大丈夫ですよって、飼い主さんが言えないものですから、私が伝えたところ、みんなが体を触ったり頭を撫でたりしたんですね。二人ともゆったりとしていて、震えもせず大人しく撫でられている様子をみて、飼い主さんはまた驚いて。

人には自分の気持ちが伝わるんだということと、不安な気持ちを人は解消してくれる。人に頼れば安心だということを理解していったんですね。

それ以降は、一切あの強烈なブルブル震えるような恐怖を感じることなく、毎日を過ごしているそうです。

まとめ

 

  1. 恐怖で震えるということは、相当強いストレスを感じている。
  2. 人に自分の気持ちが伝わるんだというつきあいをする。
  3. 不安や恐怖を感じたら、すぐに抱きしめて落ち着かせること。
  4. 人を頼りとする付き合いを考えて付き合うこと。

ということで、ただの震えとは違う恐怖を感じている犬に対しての対処法でした。

恐怖で震えているのであれば、ただ側にいてあげて一緒に克服するための接し方をやってあげれば、すぐに理解するんですよね。恐怖を感じて震えている犬のほんの一例ですが、他の例もすべて側にいて抱きしめてあげることで、どの犬も人が大好きで自分で挨拶に行くような子へと変わっていったんですよ。

                                           
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