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犬を飼う前に!5つの正しい選び方 ~ブリーダー編~

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犬を飼うとすれば、まずペットショップを思い浮かべられるかと思います。その次に、ブリーダーから直接飼うことでしょうか。

特に数が少なくペットショップでは販売されていない犬種が多い大型犬・超大型犬や、あまり見かけない犬種などは、専門のブリーダーから購入することが多いかと思います。

そこで、どのように子犬を選べば良いか、こっそり裏話をお教えしますね。

法律で定められている販売可能な月齢

動物愛護管理法で生後56日を経過しないと、販売のための引き渡しは行えないんですね。

つまり、生後56日経った子犬しか飼えないということです。

その間は、親兄弟姉妹等と共に飼養または保管すること。という、とても重要な事項も法律によって定められています。

これは、犬の社会化を促すために、とても大切な期間なんですね。犬同士の群れの中で、犬らしく感情をどのように表現すれば良いか、犬としてどのように振る舞えば良いのかを、兄弟姉妹同士で過ごしながら学び、親・先輩犬たちから、犬としての教えを受け、犬としてどのように生きていくのかを学びとるのです。これによって、犬本来の形である、穏やかで統率されている犬の群れを形成するために、とても重要な時期なんですね。

それを、犬の刷り込み期間または、犬の社会化と言います。

どれほど大事なのかというと

この犬の社会化が不足していると、例えば親となって子どもを産んだ際、子育てをどうやって良いのか解らずに、生まれたばかりの幼犬の鳴き声を聞いただけで、パニックを起こし、自分の子を踏んで殺してしまったり、噛み殺したりする事例がとても多いのです。

動物園で生まれた赤ちゃんを育てない親のお話を聞いたことありませんか?それと一緒で、育児放棄をしてしまうのです。

犬としての感情表現をどのようにやれば良いか解らないからパニックを起こしてしまうんですね、そして本能的に死に追いやる行動をとってしまうのです。

そうなることを過去の経験から知っているブリーダーは、子殺しする母犬から生まれたばかりの幼犬を引き離して人の手によって授乳などをしながら管理していくようになるんですね。

子育てしない母犬から生まれた子犬の運命は?

母犬からの愛情と共に、犬としての生き方を教えて貰っていない子犬たちは、当然のように感情を抑えるための表現のしかたを知りません。ちょっとした刺激を受けると、パニックを起こし、本能のまま咬みついたりする行為を取ります。

そして犬の群れの中では決して生きていけません。他の犬とのコミュニケーションの取り方を知らないからなのです。

時として、飼い主までも咬みついてくる犬に育つのです。それは犬の社会化の欠落から取る行為で、この犬の社会化は、生後4~6ヶ月にもなると、その後には決して身に付かないのです。

そのような行動を取る子犬は、成長して体が大きくなっても、心は成長を遂げません。

さて、どのような運命になってしまうでしょうか・・・。

犬の社会化の期間はどのくらいが良いの?

実は、ここからが裏話になってきます。実例を挙げますが、同じ犬種で生後30日で親元から離された子犬、生後45日で離された子犬、生後60日、90日、120日・・・生後半年と、それぞれの引き離された時期で、成長後の問題行動の多さの統計を取りました。

但し、その後の生活環境の影響があるため、どのような飼い方・・・他の犬と頻繁に触れあっていたか。

などの、犬同士の触れあいの有無を確認し、他の犬との触れあいがなかった犬のみの統計となります。

すると、生後半年まで犬の群れの中で過ごしていた犬のほうが、明らかに犬同士で触れあうときの問題行動が極端に少なかったのです。

逆に群れから早く引き離せば引き離すほど問題行動が多く、犬同士の触れあいができないという結果がでました。

その問題行動が極端に変化するのは、生後半年から120日までは、程度の差はそれほどなく、生後90日よりも早く引き離された犬は、争いにならない犬同士の付き合いが早く引き離された犬ほどできないという結果になりました。

その後、もっとも問題行動が少なくなる生後120日以降の犬たちを百頭以上の同一犬種で調べたところ、例え、人を怖がる・人を見ると吠える・人を咬む・・・といった、人に対しての問題行動を取っていても、比較的簡単に問題を正せるという結果がでました。その確率はほぼ100%に近い結果となりました。

逆に、生後30日に引き離されて、同様に人に対して同様の行動を起こす犬の問題を正せるかというと、ある程度は緩和されますが、ほぼ無理に近い状況でした。

しかも、ほぼ100%同様の行為を取るのです。それは、遊びで人を咬みつくのです。

本人達は悪気はないのでしょうが、手加減を解っていないんですね。

ということは、少なくとも生後90~120日以降の子犬が良いのではないかという結論に至りました。

群れの中での先輩犬の教え。

犬は群れをなして生活する動物です。群れ形成できるということは、群れでの決まりごとが存在するからこそ、平和な群れとなるわけです。

その中で充分に教えを受け育った子犬は、当然のように犬としての振る舞い方を身につけます。

これが犬同士の触れあいや挨拶ができる子に成長する重要な社会性を身につける場となります。

その中で先輩犬に犬としての感情表現や感情の抑え方などを身をもって徹底して学ぶのです。

これで解る!子犬を選ぶときは子犬を見ないこと!

犬を飼うとき、まずは求めたい子犬を見ます。実はこれが大間違いなんですね。

ペットショップでは親から引き離されていますので、犬の社会性を見極めるには、まったくできません。

まず注目しなければならないのが、犬同士が群れを形成しているのかどうかを確認することが大事です。ブリーダーのところで見学する際には、まずはすべての犬が群れを形成しているかどうかを確認します。そこで子犬たちも一緒に群れの中で過ごしているかどうかが重要なポイントです。

犬の社会化を促す環境であるかどうかを見るんですね。これで成犬たちと子犬たちがしっかりと群れで生活しているのであれば、子犬が健全な心に育っている証拠となります。

逆に、親から引き離されて子犬だけで生活している。群れを形成せず、成犬がバラバラで管理されているようなところであれば、まずはオススメしません。これは犬同士がケンカをしあうからで、それを避けるためにバラバラで管理しているわけなんですね。

成犬同士が群れを形成できないということは、子犬の父や母となる成犬が、犬の社会化を身につけていない証拠なのですね。そういった親からでは、しっかりとした心を持つ子犬を育てられないのです。ですから、見極めるときは、子犬を見るのではなく、群れ全体を確認されると良いでしょう。

子犬が育つ環境が非常に重要ですので、子犬ばかり見るのではなく、群れを見学させて貰え、実際に成犬たちと触れあえるところでしたら、まずは問題はありません。

これで解る!子犬を見極める方法!

小さな頃は、俗に言う甘噛みをしますよね?それが群れの中で育つと、早い時期に甘噛みをしなくなります。これは順調に心が成長しているということですので、そういった心の成長が確認できるような子犬を選ぶことが大切です。

それと、子犬が群れの成犬から注意を受けているとき、大人しくじっとその場で耐えることができているかを確認することも大切です。

生後2ヶ月程度の子犬は、突然成犬から注意を受けると、驚いてキャンキャンキャン!激しく泣き叫びます。それが段々と注意を受けても自分だけでじっとして解決できるようになってくるんですね。どうして怒られているのか、これを学んだ子犬は、考える力も理解力も深まり、成長後の成犬になってその経験がない犬と比べると、確実に差が生じます。

いわゆるキレない、パニックを起こさない犬に成長するんですね。そして他の犬と争いを避ける挨拶や遊びができる子に成長します。

小さくてかわいいから・・・ではなくて、心の成長が一番重要なんですね。

子犬を選ぶときは、その容姿のかわいさばかりではなく、犬として経験を積んだ心が落ち着いた子犬を選ぶことが大切です。

寄生虫の有無と予防ワクチンを接種しているかどうか。

例えば群れで飼育されている場合、繁殖犬のフンなどがあるようであれば、下痢をしていないかどうかを確認すると良いでしょう。子犬が体内寄生虫に感染していると、子犬の体は痩せていて、逆にお腹がパンパン状態であることが多いため、繁殖犬が下痢をしている場合、同じ生活をする子犬も、細菌や体内寄生虫に感染している危険性が高いといえます。

予防ワクチンは、できれば最低2回接種している子犬を選ぶのが良いでしょう。環境の変化によっては、子犬の免疫力が低下し、命に関わるウィルスや細菌に感染する場合があります。できれば同種の混合ワクチンを2回接種しているかどうかを確かめてください。その際、予防ワクチン証明をご覧になった際、ブリーダーの手で接種されていないかどうかも確認してください。但し、勝手に動物病院のハンコを作って証明書を偽造しているブリーダーも過去にいましたので、怪しいと思われたら、証明書に書いてある動物病院に連絡して、確かめるのも宜しいかと思います。

母犬を確認することも重要です。

目的の子犬を出産した母犬が、その前に出産した年月日をお聞きになってください。

現在、立て続けで出産させることは法律で禁じられていますので、母胎を無理させず丁寧に管理しているかの確認もされたほうが宜しいかと思います。おおよそ一年ほどの間隔で出産しているようでしたら、まずは安心ですね。

子犬の基本となるのは、まずは母犬の健康です。母犬は妊娠前に、被毛が抜けてほっそりとした体になります。それから体に栄養を蓄えていきます。おおよそ二ヶ月ほどで抜け落ちた被毛も密に生えそろい、体も丸くなって出産に耐えることが出来る体作りをします。おおよそですが年に2回このような状態になります。その度に出産をさせていると、体に負担をかけてしまうために、せめて一度は出産を休ませるブリーダーでしたら、健全な管理を心がけているブリーダーだと言えます。

そして子犬を出産して、子育てをしているとき、母犬がガリガリに細くなっていないかどうかの確認もしてください。体が細くなるということは、それだけ子犬に栄養をとられている訳ですが、健康な母犬は、しっかりと食事を摂りますので、それほど痩せ細ることはありません。母犬が痩せ細っていないならば、子犬に最適の栄養を与えている証拠となります。

まとめ ブリーダーを選ぶ重要ポイント

  1. すべての繁殖犬と触れあえるかどうか。

    繁殖犬すべてと触れあえるのであれば、そのブルーダーは、じゅうぶんな犬の知識があるということです。

  1. 繁殖犬が群れで生活しているかどうか。

    すべての犬が群れを形成し、子犬もその中で過ごしているかを確認してください。繁殖犬を一頭一頭リードをつけて連れだして見学するようなブリーダーは、何らかの問題を抱えていることが非常に多いため、一頭一頭を連れてくるような見学しかできないということです。

  2. 子犬だけで生活していないかどうか。

    母犬からも引き離されて子犬だけで過ごしているということは、母犬が子育てできないためです。犬の社会化が身に付いていないため、自分の子どもを噛み殺す母犬あもしれません。もっとも、そういった場合は、犬を群れで管理せず、個別に繁殖犬を管理していますので、そういった繁殖犬がどのように生活しているのかも把握してください。

  3. 母犬の確認。

    子犬の栄養状態を把握するために、母犬が痩せ細っていないかを確認してください。母犬の健康状態と、栄養不足ではないかの判断に繋がります。

5.質問してはっきりと返答があるブリーダーを選ぶ。

言葉を濁すようであれば、何らかの問題や話すことができない事情を抱えているのかもしれません。犬の事を良く理解しているブリーダーは、話しに迷いがありません。まずは色々と質問されて、しっかりと受け答えができるブリーダーを選ぶのが良いでしょう。

子犬をブリーダーから購入する際は、見た目のかわいさだけでなく、どのような施設で繁殖犬が飼育されているのかを見学することがもっとも重要なことだといえます。

                                           
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