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愛犬にステロイド投与をためらう飼い主さんへ【体験談】

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色々な情報サイトで、賛否両論あるステロイド。どちらかといえば否定的な情報が多いように見受けられます。

なかにはまるで「悪」であるかのように取り上げられている情報も存在します。

ステロイドは果たして悪なのか。

これを考えてみたいと思います。

愛犬にステロイド投与

 

色々な情報サイトで書いてありますので、ここでは同様の説明は不要と思い、簡単にお話しますと、

炎症を抑える薬で、値段も安価ですし、飼い主さんにとって負担も少ないために、愛犬の症状を抑えるのに使いやすい薬といえます。

これは人間用に開発された薬ですが、犬にも効果が現れますので、よく使われていますよね。

ステロイドの効果は、炎症を抑えることから、いろいろな病気で使われることが多いですよね。

ステロイドが体に悪いと思われているようであれば、一度お考えになったことがあるでしょうか?

炎症を抑えることにより、愛犬の苦しみを取り除くことができる薬でもあるということを。

ステロイドの副作用に、食欲増加があります。犬って人とは違って、痛みに我慢強いところもありますが、炎症のせいで苦しいことは間違いないですよね。その痛み・苦しみが和らげられたら、食欲も増すのは当然です。食欲増加という副作用は、逆にいえば、それだけ体に栄養を蓄えられ、病に打ち勝つためにプラスとなる副作用だと考えることができないでしょうか。

確かに、長期服用や大量投与による肝臓への負担を気にしてしまいがちですが、命に関わるとき、飼い主として、ステロイドを取るか、それともステロイドを使わないか、どちらをとれば良いか考えてしまいますよね。

IBDを患った犬。

 

炎症性腸疾患IBDに苦しんでいる犬がいました。原因は人と同じで特定が難しい病気です。腸に炎症が起きる難病で、予後不良と診断されました。

つまり、もって明日かもしれないし、もっともつかもしれない。という診断結果でした。

そのように判断されてしまい、それならばできるだけこの子の苦しみを取り除くことができないだろうか?と思い、相談したところ、獣医さんはステロイドで炎症を抑えたら、苦しくなくなるということで、ステロイドを初期は多めに、そして徐々に減らして様子を見ることにしました。

ステロイドの効果は絶大で、その副作用とされる食欲の増加が、その子にとってプラスとなり、体力も少しずつ取り戻し、長期投与のまま、結局は1年半頑張ってくれました。

もちろん、食事内容も考慮して、脂肪分がうまく吸収することができないぶん、加熱した炭水化物と、難消化性食物繊維を多く含むものを与えたりして、その子の状態にあう生活を送っていました。

最後のほうは、炎症を抑えるため、その苦しみを取り除くために、最大量のステロイドを投与していました。もちろん、命に関わることですから、ステロイドが怖いって言っていられなかったんですね。肝臓の数値なんて、どうでも良いっていうくらい、苦しい顔をしていましたからね・・・・最大量のステロイドの投与をお願いしたんですよね。

そのお陰か、余命は明日かもしれない・・・と言われてから1年半もの間、その子と密接な付き合いができたんですね。そしてステロイドによって苦しみを取り除け、愛犬も楽になって毎日を楽しく過ごすことができた良い思い出となりました。

私にとってステロイドは、現状の治療法では、神様が与えてくれた薬だという認識しかできない経験を何度もしました。

使いようによっては素晴らしい薬となるステロイド

 

そのような経験から、犬の苦痛を伴う病の場合、ステロイドを短期間用いて、できるだけ炎症を抑え、回復する治療を求めるようになりました。

いくつもの投与例を見てきましたが、やはり愛犬の苦しみを取り除けるということで、その後の経過も良く、最も良い治療法だと更に思うようになりました。

ステロイドという言葉は、悪いイメージが先行しすぎてしまい、本来の薬の効果を求めず、逆に愛犬を苦しませていないか?

という、考え方もあるということですね。

苦しみが取り除けたぶん、愛犬の調子が良くなるという事実もあるってことですね。そして適切な投与によっては、延命も出来る薬であるということも言えます。

逆に最期の時を迎えた場合、大量投与によって、愛犬の苦痛に歪む顔を、穏やかな息づかいに変わって、ゆっくりとした気持ちでお別れすることを何度も経験しています。

もう助からない場合、飼い主としてせめて苦しみを出来るだけ取り除いてあげたいという気持ちから、ステロイドの大量投与に踏み切ったのです。

ステロイドは嫌だって言っていられないほど追い込まれたときですから、当然といえば当然の治療ですよね。

飼い主の認識不足で愛犬を苦しめることになっていないか

 

この判断はとっても苦労しますよね。

たしかに、ステロイドが効果的な病気はたくさんあります。しかし、ステロイドを用いても、症状が回復しなかった例も、公平に挙げておきます。

これもまた私の愛犬のお話しですが、獣医さんにこれほど酷いアレルギー症状は診たことがない。と言われた花粉アレルギーを持っている子のお話しです。

皮膚は色素沈着で真っ黒になり、被毛はベタベタで臭いがする。鼻水は固まり目は常に涙が流れ、中耳炎という症状で、炎症に苦しんでいました。とりあえずステロイドを投与したところ、ほんの少し改善が見られましたが、ステロイドの量を増やして体に負担をかけるか、少量のまま、少しでも改善しているから、このままの量で様子を見るか。

悩みました。できるだけ花粉対策を行いながら、あまり少量で効果が少ないステロイドを一旦止めて、食事による改善を心がけた食事にしたんですね。

すると、アレルギーの症状が一切出ず、ステロイドに頼らずにスギ花粉・ヒノキ花粉・夏のブタクサ花粉に負けない体作りができ、それ以降は一切症状がでていないという経験もしました。

ステロイドを投与するのも、ステロイドを使わないという判断するのも、愛犬の体のことを考えてのことであり、その認識不足で愛犬が苦しんでいないか、しっかりと考えないといけないってことを教えられました。

ステロイドに頼り切ることも、逆にいけない考え方だってことですね。

その際は、徐々にステロイドの量を減らし、一気に止めるようなことをせず、体に負担がかからないよう、時間をかけてステロイドを止めていきました。長期間ステロイドを用いていた場合、スッパリと止めてしまうと、愛犬の体に負担がかかるからなんですね。

まとめ

 

  1. ステロイドを使う使わないは別として、愛犬が苦しんでいないかをまず考えること。
  2. ステロイドによって延命ができた犬も存在するということ。
  3. ステロイドをやめて、体質改善するとステロイドが必要なくなることもある。
  4. 飼い主が判断できない場合、獣医師に判断を仰ぐこと。
  5. 勝手にステロイドの投与を止めないこと。

現在でも、人にも犬にもステロイドが使われています。

ということは、ステロイドを使うメリットが必ずあるからですよね。

よく副作用のことばかり心配して、肝心の愛犬の苦しみを理解せず、飼い主の勝手な判断でステロイド投与の拒否は、飼い主としていかがなものかな・・・と思います。

                                           
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