犬にトマトを与えても良いの?

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「トマトにはアルカロイドが含まれているから犬に与えてはいけない!」ということをよく聞きますが、本当のところはどうなのでしょうか?

 

結論から申し上げれば、

 

犬にトマトを与えてもOKです。

 

生でも、火を通しても。

 

犬にトマトを与えても危険では無い理由

 

アルカロイドは人間にとっても有毒です。

 

色々な野菜に含まれていて、トマトにはアルカロイド配糖体のトマチンが含まれています。

 

トマチンにより人間が中毒症を発症した場合は、赤血球が破壊され下痢や嘔吐、頭痛などの症状を表します。

 

ですが、濃縮されたトマトソースを使うパスタやピザなどの料理を日常的に食べているイタリア人などがアルカロイド

によって被害を受けているなんて聞いた事がありますでしょうか?

 

ないですよね。

 

マウスの実験によると半致死量が32mg/kgで、これは50kgの人間に単純に換算すると半致死量が1600mg(1.6 g)になり

完熟したトマト果実では4000kg(4トンです)

熟した青いトマト果実で33kg

未熟なトマトの果実では3,4kg

を食べないと、その量に達しないことになります。

トマトの未熟果実でも、標準的な大きさのトマト(約100g)だと34個も食べないと半致死量にならない事になるのですね。

 

「トマトにはアルカロイドが含まれて危険だから犬に与えてはいけない」と云う意見は、包丁を使った犯罪のニュースを見て「包丁を売るのはけしからん!、販売禁止にしろ!」と同じくらい乱暴な意見ではないでしょうか。

 

現実的にはそんな量を食べることは出来ないのですし摂取後体外に排出されるので、神経質にならなくてもよいと思います。

 

それでも気になる人は避けて下さい。

 

 

犬にトマトを与えるときに注意すること

 

その毒性のあるトマチンですが、果実の部分にはそれ程含まれてはおりません。

 

トマトの茎や花、葉、へたの部分に多く含まれているのです。

 

この部分のトマチンは、青い果実のトマチンの200倍といわれますので絶対に与えてはいけないです。

 

トマチンには殺虫成分が含まれています。

 

つまり実が完熟するまで虫に食べられないように茎、花、葉、へた、そして熟す前の青い果実の時に害虫対策の為、トマチンが多く含まれているのですね。

 

トマトケチャップには、香辛料や玉ねぎ、塩分など犬に与えてはいけない物が入っているので与えてはいけません。

 

犬にトマトを与えるメリット

 

「そもそも少しでも危険があるトマトなら、愛犬に与える必要が無いんじゃないの?」と普通はなりますよね。

 

ですが、「トマトはドックフードによっては使われている物もある」と言われれば「なんで?」となります。

 

ドックフードに使われるということは、やはりメリットがあると云う事です。

 

豊富な栄養素

 

トマトにはバランスよくビタミンやカリウムが含まれているのですね。

 

ビタミンは生理機能を整える働きがあり、成長や健康を維持していくうえで必要な栄養素なのです。

 

カリウムには利尿作用があり、犬の健康を阻害する余分な塩分を体外に排出してくれます。

 

体内でビタミンAが不足している時はトマトに含まれるカロテノイド色素の一種のβカロテンがとても有効なのです。

 

なぜかと言うと、βカロテンは犬の体内ではビタミンAに変換する性質を持っているからです。

 

犬が持っている酵素がビタミンAに合成するのです。

 

しかもβカロテンから体内の必要分だけがビタミンAに変換されて、残りは肝臓に蓄えられたり尿で排出されるので、ビタミンの過剰摂取の恐れもありません。

 

抗酸化作用

 

カロテノイド色素にはリコピンもあります。これはトマトの赤い色に関係しているのですが、それだけではない働きがあります。

 

空気には酸素が20%含まれていて、呼吸で体内に取り込まれた酸素の約2%が活性酸素に変わります。

 

この活性酸素は身体侵入した細菌を攻撃してくれる良い働きをするのですが、体に多量にたまると身体や細胞を酸化させようと働きをしてしまうようになります。

 

「酸化」は、老化の原因の一つと言われています。

 

そこでリコピンが重要になってくるのです。

 

リコピンには抗酸化作用があります。(抗酸化とは「体の酸化を防ぐ働き」ことです)

 

リコピンは活性酸素の発生を抑えてくれて身体の酸化を防いでくれ老化のスピードも遅らせてくれることも期待できます。

 

また、トマトに含まれているビタミンC、ビタミンE、カロチンなどの相乗効果により抗がん作用の効果もあるそうですので適切なトマトの摂取は、癌や生活習慣病の予防に良いと云えるのかもしれませんね。

 

効果的なトマトの与え方

 

リコピンは熱を加えてから摂取すると、身体への吸収や蓄積が良い事が解ってきたそうです。

 

また、油にリコピンは溶けやすい性質があるので生で与えるより、加熱調理してから与える方が効率よく栄養素を取り込むが出来る事を覚えておきましょう。

 

 

まとめ

 

以上のように、トマトを与えた時のメリットは意外と多い事が解りました。

 

愛犬のために飼い主として出来ることの一つとして、トマトを与えるという選択を検討してみるのも良いかと思います。

 

その際は、デメリットに対しても十分に考慮して飼い主としての責任で判断してくださいね。

                                           
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